胎児を守る盾。出生後は発達を妨げる鎖

固める反射は、胎児の命を守る盾です。
母体が喫煙する、飲酒する、転倒する、ストレスを感じるなどは
胎児にとって危険で不快な刺激です。
子宮から出られない胎児は、その刺激を受けないように、へその緒をキュッと固め、感覚を麻痺させて自分を守るのです。
固める反射が発動しているということは、胎児の命を守ること。
つまり、命の危機を知らせるアラートとも言えます。
無意識に、身体は常にサバイバルモード、不安モード
そんな”胎児”の反射である固める反射ですが、
実はそれが不要になった生まれた後も、大人になっても残っている人は意外といます。
(世界的に活躍しているような人でも、固める反射が残っていたりします)
固める反射は、生命の危機を知らせるアラートが鳴るようなものだと書きました。
ということは、大人になっても固める反射が残っていると、
いつも身体は生命の危機をうっすら感じているということです。
脳、感情、思考を一切通さない。生命丸ごとの反応。

固める反射は、胎生5週目には出現すると言われています。
まだ胎児でもなく、胎芽と呼ばれる段階です。
脳や神経系が出来ていない時から出現しているのが、固める反射です。
なので、脳、神経、感情、思考が生まれる前からの、生命丸ごととしての反応です。
こんな強力な反応を、「頭ではわかってるのに〜」で押さえ込むのは、まず無理です。
ある程度抑え込めるというか、無視するかのように行動しまくれる人はいますが、
ものすごくエネルギーを消費しています。
固める反射が残っていると・・・
日常生活
- 本当は人見知り
- 注目されたい
- バランス感覚が悪い
- ゆっくりできるけれど、素早くできない
- 乗り物酔い
- 食べ物の好き嫌いが激しい
- 睡眠が浅い・むらがある
- 身体の動きがぎこちない
- 人に触られるのが苦手
- パニック障害(だったことがある)
- アレルギー(花粉症・アトピー・喘息・金属・食べ物など)
- PMS
- 生理痛
- 姿勢・歯並びが悪い
仕事
- ストレスに弱い
- 気持ちを伝えるのが苦手
- 人前で恥をかくことが嫌だ
- 予定の変更が苦手
- 心配、不安が強くなる時がある
- 臆病なところがある
- がんばれるが、とてもエネルギーが必要
- 人間関係を築くのが苦手
- 失敗が怖い
出張など
- ホテルだと家ほどよく眠れない
- ホテルの空調などの音が気になる
- 普段食べなれないものを食べると、調子が悪い
- 一人になれる時間がないと、辛くなる
- お酒が全く飲めない、もしくはザル
たくさん当てはまるから反射が多く残っている、というわけではありません。
自覚していないけれど、当てはまっている項目がある。ということもあります。
モロー反射が残っていると・・・
固める反射と対、ウラオモテのような関係にあるのが、モロー反射です。戦うか逃げるかの反射とも言われます。
固める反射の裏に、モロー反射あり。そして、モロー反射の裏に、固める反射あり。
ここにあるモロー反射のチェック項目に当てはまっていれば、同時に固める反射の残存がある可能性があります。
- 力加減ができない
- 途中でやめられない。トコトンする
- ワーカホリック(仕事中毒)
- ルールを守れない
- 片付けが苦手
- がんこ
- 自分の思い通りにならないと大声を出す(声は出さずに、心の中だけの人もいる)
- 人のせいにする
- 自己評価が低い
- じーっと一点を見ることができない
- 注意力散漫
- 妥協できない、したくない
- つい目標や理想を下げてしまう。妥協してしまう
- 光や音の刺激に敏感
- 左右のバランスが悪い
- 本を読むのが苦手
- 板書が苦手
- 気分屋。朝令暮改。
- じっとしているのが苦手。動いていたい
- 頭がずっと動いている
- 頭の中の独り言がずっとある
- 相手の気持ちを読み取るのが苦手
- 読み取っているつもりだが、ずれている
- 痛みに弱い
- 傷つきやすい
- リラックスできない
- 感情が高ぶりやすい・感情が爆発する
- 自分でなんでもしないと気が済まない・任せられない
- 待つのが苦手
- 忘れ物・落とし物が多い
- 球技・跳び箱・縄跳びが苦手
- 乗り物酔い
- ブランコで大きく揺れるのが嫌
- 思い切りあばれたい
- 動いたら、甘いものがほしくなる
- 多動と疲弊を繰り返す
- 外ではテンション高く、家ではだらだら
- 真っ暗が怖い・吸い込まれそうな感覚
- 風邪をひいたら、咳から。気管が弱い
- 花粉症などアレルギー症状
- ぜんそく
- 免疫機能の低下
- ADHD・ADD(注意欠陥多動性障がい・注意欠陥障がい)
- 依存(活字、仕事、結果なども含)
固める反射は、人に触れられることで統合する

じゃあ、どうしたら固める反射を統合できるのか?
それは、身体の特定のポイントに、人に触れてもらうことです。
なので通常のスキンシップの中で、たまたま統合が進むポイントを、統合が進むような触り方をしてもらっていて進むこともあります。
でも、素人がプロからヒットを打とうとするようなもの。
人から”固める反射の統合ワーク”を受けるのがいちばん早いです。

